人生の望み
あの庭を創った精神性と根気こそに、私は嫉妬した。
私は甘い、まだ全然甘くて、もしかしたら一生あそこには到達できないかもしれない。
しかし、できるかもしれない。
どうしたらあのようなものになれるのか。
---
私はいつまで生きられるかわからないけれど、この凡人ぶりでは多分まだ先は長いだろう。
だから、少しでもあの庭に近づきたかった。
じゃあ、何を通してそこへ到達する?と言われたら、今ははっきりしている。
この仕事だ。
---
その全てがなにげなく生かせるこの毎日が、いつまで続いてもいい。それが私の人生の望みだ。
今、人生の望みがかなっている。私だけの人生がいつのまにか、しかしやっとはじまっていたのだ。
『ひみつの花園』 よしもとばなな
私は甘い、まだ全然甘くて、もしかしたら一生あそこには到達できないかもしれない。
しかし、できるかもしれない。
どうしたらあのようなものになれるのか。
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私はいつまで生きられるかわからないけれど、この凡人ぶりでは多分まだ先は長いだろう。
だから、少しでもあの庭に近づきたかった。
じゃあ、何を通してそこへ到達する?と言われたら、今ははっきりしている。
この仕事だ。
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その全てがなにげなく生かせるこの毎日が、いつまで続いてもいい。それが私の人生の望みだ。
今、人生の望みがかなっている。私だけの人生がいつのまにか、しかしやっとはじまっていたのだ。
『ひみつの花園』 よしもとばなな
by codamama
| 2014-09-10 22:26